あそびの学舎らいふには、5年間運営していた以前の体操教室から変わらぬ、ご利用いただく皆様へ伝えたい想いがございます。それは「生きる力を楽しく育んでもらいたい」という想いです。
「生きる力」というのは、単純な筋力や運動機能のことだけではございません。当施設の考える「生きる力」とは、問題や壁に直面した時に自分で考え、工夫して挑戦していく心を鍛えることを指しています。
以前の体操教室にお越しいただいていたお子さんの多くには、以下のような特徴が多くみられました。
これらがご自身やお子さんに1つでも思い当たった方…ぜひ「あそびの学舎らいふ」に一度あそびに来てください。
当施設では、目標とする技能習得に向けて、希望者には一人一人に合った最適のステップを提案し、アドバイスやコツをお伝えしながら各スタッフが適格に補助を行わせていただくサービスがございます。
少し頑張ったらできる目標技能へのステップを踏むことにより達成感を味わい、まずは自信を育んでもらうように誘導していきます。
自信がついたら、人は背筋が伸びて体幹を使えるような綺麗な姿勢となり、取り組む思いの姿勢も変わり、かなりパフォーマンスが上がります。
そうして数々のステップを乗り越えていけるようになり、目標技能の練習を積極的に取り組むことができるようになります。
また、その過程で様々な動きの引き出しを増やしていくことができるため、新しい技能への挑戦となった時にもそれらが活かされ、本人も思い通りに身体を動かすことができるようになり、成功イメージを頭の中で浮かべられるようになります。
全く成功イメージのわかないものに挑戦する第1歩目は、大人でもとんでもない勇気やエネルギーを必要とします。やる前から出来ないと諦めてしまうお子さんの多くが、これを原因として踏み出せずにいます。
ある程度できてしまってその気持ちがよく分からないという方は、いきなり自分がバク転をやらされることをイメージしてみてください。最初は足がすくみますし、「とりあえずやってみよう!」と言われても「いやいやいや!怖いし危ないから無理!」となりますよね?
「鉄棒の前回りができない」「少し高いところから降りられない」…そんなお子さんはそれと同様の心境にあると理解し、寄り添ってあげてください。焦らせることなくじっくりと心身共に土台から固めていくことに、当施設は重きを置いております。
そして、それら技能習得に並行して、挨拶や返事等、社会へ独り立ちしていくための最も大切なことを伝えていってあげたいとも考えております。
はっきり言って、さかあがりが出来なくても大人にはなれます。大人になってからさかあがりをする機会なんてほとんどありませんしね。現在大人の方の中には、子どもの頃から今に至るまで結局さかあがりが一度もできなかったという方も少なくありません。
それでも社会人となり、周りの人とコミュニケーションをとりながら立派な大人になっています。だからこそ私は、あくまで体操技能の習得は、挨拶や返事、感謝の心など最も大切な「心」を育むための課程であり、手段の1つに過ぎないと思っています。
ピアノやダンス、習字や水泳など、この「心を育む」ことのできる環境はたくさんあります。私をはじめ当施設のスタッフは、体操を通してこれを伝えていくことを得意とする大人というだけなのです。
だからこそ、当施設ではめちゃくちゃな使用方法やルールを無視したような利用者には、老若男女問わず容赦なく注意をいたします。場合によってはご退場いただくこともございます。
それが周りの方のご迷惑になるだけではなく、見逃してしまうとその方のためになりませんからね。どうぞこのような「らいふの想い」を、ご理解をいただきますようお願いいたします。